施工前
コロニアル屋根をカバー工法によりリッジウェイに葺き替えの工事です。
表面の粒状彩色石の柔らかな風合い、ランダムなカラーが作り出す自然なグラデーション、それらが奏でる独特の立体感。
近年、一般的なお住まいにおいても人気が高まっている屋根材がアスファルトシングルです。
その中でもお勧めする一つが旭ファイバーグラス株式会社のリッジウェイです。
洋風のお住まいによく似合う素敵な屋根材です。
日本ではあまり使われていませんが、アメリカでは80%以上の住宅にアスファルトシングルが使われています。
今回、屋根塗装ということも考えましたが、屋根材の劣化状態を確認し、塗装ではなく、屋根を剥がずに上から張ることのできる、リッジウェイカバー工法を、お勧めしました。
瓦の屋根だと、全部剥いで葺き替えになるのですが、コロニアルの屋根だと、剝がさずに、上から張ることができるので、廃材も出ませんし葺き替えよりも短期間で施工できます。
そして、何より軽いのです。1平方メートルあたり約13kgで約50kgの瓦屋根のに較べると約4分の1になります。
現在の屋根の主流であるスレート(カラーベスト・コロニアル)が約18kgですから、それよりも約30%も軽量です。知っての通り、屋根の重量は耐震性を左右します。
軽い屋根の方が有利なのです。
重さがある屋根材は揺れが収まりづらく、いつまでも揺れ続けることになります。いつまでも揺れ続ける家と揺れが収まりやすい家、後者の方が安心です。
それと、リッジウェイは標準仕様の施工で風速38m/sにも耐えられます。
強風仕様の施工では風速46m/sにも耐えられます。
風合いもよいので、洋風のお宅には、とても良く合います。
既存の屋根の上に、ルーフィングという屋根の下地を張っていきます。
リッジウェイを1枚1枚丁寧に取り付けていきます。急勾配なので、注意が必要です。
完工しました。
今回はリッジウェイによるカバー工法の工事でした。
屋根の風合いが変わって、とても良いですね。
施主様も、大変お喜びでした。